ノーベル賞の授賞式はなぜスウェーデンで行われるの？？
近年、日本人のノーベル賞受賞者が増えているため、受賞者の発表が行われる秋から受賞式の行われる冬にかけて、ノーベル賞のニュースを見かけることが多くなりましたよね。
受賞の発表や授賞式、その後の晩餐会などがスウェーデンで行われていることは有名ですね。
ではなぜそれらはスウェーデンで行われるのでしょう？？
これから詳しく且つ、簡単に説明していきますね♪
ではいきますよ～！！
ノーベル賞の授賞式はなぜスウェーデンで行われるの？？
そもそもノーベル賞とは？？
ダイナマイトの発明者として知られるスウェーデン人のアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞。
物理学、化学、生理学・ 医学、文学、平和および経済学の「5分野+1分野」で顕著な功績を残した人物に贈られる、非常に名誉ある賞なのです。
厳密にはノーベルの遺言の中に経済学賞だけはなく、スウェーデン国立銀行の設立300周年祝賀の一環としてノーベルの死後70年後にあたる1968年に設立されたもので、ノーベル財団は「ノーベル賞ではない」としているため、一般にはノーベル賞の一部門として扱われることが多いのが現状です。
ノーベル賞の授賞式がスウェーデンで行われる訳
ダイナマイトを発明し人類に多大なる貢献をしたアルフレッド・ノーベルの死後、彼の遺志を継ぐためにスウェーデン人のラグナル・ソールマンとルドルフ・リリェクイストがノーベル財団設立委員会を結成し、賞設立の準備を行い、賞の名前はノーベルを記念してノーベル賞とされたのです。
もうお分かりの通り、ノーベル賞の生みの親であるアルフレッド・ノーベルがスウェーデン人であることからスウェーデンでノーベル賞の発表や授賞式が行われることとなったのです。
ではノーベル賞誕生の元となった、アルフレッド・ノーベルの遺言とはいったいどんな内容なのでしょうか？？
次にご紹介します！
アルフレッド・ノーベルの遺言とは？
ノーベル賞が誕生する元となったのがアルフレッド・ノーベルの遺言だということがわかりましたね。
一体どのような内容の遺言を残したのでしょうか？？？気になりますね・・・！
「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」
ダイナマイトの発明により多大な財産を手に入れたアルフレッド・ノーベルは自分の保有する財産を人類のために最大限貢献した人に分け与えることを遺言に残していたのです。
それがノーベル賞が誕生するきっかけとなったのです。
まとめ
ここではなぜノーベル賞が誕生したきっかけやなぜノーベル賞の授賞式はスウェーデンで行われるのか簡単に説明してきました。
念のため大事なポイントをおさらいしておきましょう。
- ノーベル賞とはダイナマイトの発明者として知られるスウェーデン人のアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞
- 物理学、化学、生理学・ 医学、文学、平和および経済学の「5分野+1分野」で顕著な功績を残した人物に贈られる賞
- アルフレッド・ノベールがスウェーデン人のためスウェーデンでノーベル財団が誕生し、授賞式などもスウェーデンで行われることとなる。
- アルフレッド・ノーベルの遺言を超簡単にまとめると…
「私のすべての換金可能な財は、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」
ノーベル賞について基本的なことをご紹介しました。
少しでもノーベル賞について知識があると、毎年の受賞者発表から授賞式、晩餐会などがより興味深く感じられることと思います！
